2024.10.03

コラム&ナレッジ

「渋谷ソラスタコンファレンス」のバックグラウンド
~「ONとOFF」が調和するデザイナーズ会議室~

こんにちは。
渋谷のデザイナーズ貸し会議室「渋谷ソラスタコンファレンス」を運営しているマネージャーの前田です。

少し間が空いてしまいましたが、先日素晴らしい接客に触れ、これはコラムにしようと思いたった出来事が

ありましたので、お伝えさせていただきます。

 

旅先のホテルでのことです。

とても素敵な建築だなとキョロキョロしていたところ、ホテルマンの方から、

「このホテルは建築家が、自然と共存し、自然に溶け込むように作られたんです」という説明を受けました。

その他にもホテルが建つまでのストーリーや苦労話、歴史などの説明をしていただいたことで、ますます興味が沸き、

インターネットでこのホテルや建築家のことを調べている自分がいました。

 

このホテルマンの接客の何が素晴らしいかというと、以下3点です。

・自分の商品や関わった人(ホテル、建築家)を愛していること

・自分の商品のバックグラウンドまで熟知していること

・最終的には私をファンにしてしまったこと

 

やはり業界は違えど同じサービス業従事者として、商品知識があり、商品を愛している人はカッコいいと

感じます!ということで私が愛している「渋谷ソラスタコンファレンス」がどのように作られたのか、

皆さんに少しでも知っていただければと記事にしてみます。

 

 

 

◆会議室のあり方を再定義した「ONとOFF」が調和するコンファレンス

 

渋谷エリアはビットバレーとも呼ばれることから、企画開発段階から情報感度の高いIT企業・クリエイティブ企業を

メインターゲットに位置づけました。これらの企業は常に新たなアイデアやイノベーション、その源泉となる良質な

チームビルディングを生み出すことを求められています。そこで会議室が貢献できる価値として考えたのが

「ONとOFFの切り替えができる空間」と「INPUT・OUTPUTの質の向上」でした。

OFFの時間を演出する開放的な共有ラウンジ

 

まずこだわったのは、全体面積の30%以上にも及ぶ開放的な共有ラウンジです。このラウンジは全ての会議室へ向かう導線にも

なっており、エントランスの自動ドアが開いた瞬間に、ふわっと広がるアロマの香りと視界に飛び込むように散りばめられた

600冊以上の書籍が出迎えます。こうした非日常空間に足を踏み入れることで、これから始まるイベントへの期待感、参加する

セミナーや研修へのモチベーションの高まりなど大きな効果があると見込みました。

また、休憩中や会議後のOFFシーンでは、ベンチやソファなどのインテリア、吹き抜けの大きな窓から差し込む自然光、本を

モチーフにした壁面のアート、会議室とは思えないほど多くの書籍がセレクトされた図書館のようなラウンジ空間によって、

来場者の気持ちがスイッチできる設計です。

ON=集中を促すさまざまな仕掛け

 

ON=集中の仕掛けとしては、参加者の意識が前方に向くようにLED照明を仕込んだ門型のステージデザインを採用。

一般的な会議室ではステージに大掛かりな装飾を施すのが難しいため、この常設の意匠はステージ登壇者やプレゼンターの

モチベーション向上にも寄与すると考えました。

さらに、貸し会議室では珍しい高い遮音等級「T4クラス」の建具と、高遮音壁をスラブtoスラブで設置することにより、

非常に高い遮音性・防音性を確保しました。隣接するラウンジでにぎやかなパーティーを実施しても、会議室内の静音性が

担保されています。

また、渋谷では一人一台のPC利用は当たり前と想定し、高速・多台数接続・安定のネットワーク環境を構築。さらに充実した

電源コンセントも完備。最大120名収容可能な会議室にはバリアフリータイプの床コンセントを66口設置し、利用者のストレスを

最小限に抑える工夫をしています。

渋谷エリアを見回すと、デザインだけに特化したり、会議室内も機能性より遊び心を優先した家具が選定されているような会議室が目立ちます。

当会場のように、ONとOFFが切り替わるメリハリのある設計はむしろ珍しく、渋谷においては高いレベルのデザイン性が担保されたうえで、

会議室内の機能性も追求されている「正統派会議室」として、硬いイベントの誘致も想定しておりました。

ラウンジと会議室の役割を再定義し、新しい価値を追求した挑戦的なこの施設は、開業から5年が経ち、多くのリピーター様に

愛されるようになったと感じています。

 

以上、「渋谷ソラスタコンファレンス」のバックグラウンドをご説明させていただきました。
当会場について少しでも興味をお持ちいただければ嬉しいです!是非、お近くにお立ち寄りの際はお下見だけでもお越しください!

 

常駐の正社員スタッフが、精一杯お客様のイベント成功のためにサポートいたしますので、イベントを企画される際は是非お気軽にお問合せください。

 

TEL:03-5784-2604
mail:shibuya@infield95.com
<お問合せフォームはコチラ

 

コラム&ナレッジ一覧ページに戻る